良いアクション、悪いアクション

 

メイルゲームではアクションの内容や書き方が非常に重要なものとなります。良いアクションはリアクション中で行動が成功しやすく、また大きくとりあげられやすくなりますが、逆に悪いアクションだと行動は失敗しやすくなります。
では、どんなアクションがより良いもので、どんなアクションが悪いものだと言えるのでしょうか。
アクションにはっきりとした正解はありませんが、傾向というものは確実にあります。以下では、良いアクションを書くためのコツを紹介します。


・丁寧な、読む人のことを考えたアクション
 まず最初に気を付けることとしては、いかにしてマスターにアクションの内容を正確に伝えるかということです。マスターも一人の人間です。読みにくく、分かりにくい内容の文章は正確に把握することができず、アクションそのものが失敗したり、本来の意図とは違う理解をされてしまうこともあります。できるだけ分かりやすい文章を書くようにしましょう。専門用語や略した言葉、一般的でない単語などはできるだけ使わないようにした方が良いでしょう。


・実現可能なアクション
 例えば、「空を音速を超える速度で飛んで目的地へ着き、全ての敵を一瞬で薙ぎ払って目的のアイテムを奪い返す」といったアクションは、キャラクターに運営側から認められた能力がない限り、ほぼ成功しないと言えるでしょう。ここまで極端ではないとしても、キャラクターが実現可能かどうかは考えてアクションを書く必要があります。
 いくらメイルゲームの楽しさが自由な行動をとれることだとはいっても、やはり限度はあります。


・行動を絞り込んだアクション
 例えば、「人物Aのところへ行き交渉を行い、それを終えたらBの館へ侵入し宝を奪い取る」といったアクションはどちらかもしくは両方の行動が失敗します。こうした全く関連の無い二つの行動を盛り込んだアクションはダブルアクションといい、マテオ・テーペでは禁止としているからです。


・シナリオの流れに沿ったアクション
 メイルゲームでのキャラクターの行動は自由とされていますが、やはりシナリオには話の流れというものがあります。例えば、敵が明確となりその敵をどうするか、という流れがあるとき、アクションで「近くの丘へピクニックに行く」だとか「家にこもってひたすら読書をする」といったアクションを書いても活躍はできないでしょう。やはりある程度、シナリオの流れに沿ったアクションを掛けることが活躍のコツだと言えます。
 ただ、シナリオの流れに対して意表をついて流れそのものを変えてしまうようなアクションは素晴らしいと言えます。

 

・意図がはっきりしているアクション
 例えば「Bの家へ侵入する」といったアクションは失敗しやすいか、あまり大きくは取り上げられないでしょう。どのように侵入するのか、どういった目的があるかが書いていないからです。いつ、どこで、誰に対して、何を目的として、どのような方法で取り組むかが明確に書いてあるアクションは成功しやすいと言えます。